栽培方針やこだわり


[基本方針]
農薬・化学肥料・有機肥料を使用せず、自然に即した方法で栽培すること。
自然環境に良い方法で、人の健康に良い美味しい作物をつくり、それらを一般的な価格で供給し続けること。
土や作物が本来持っている力を自然に引出し、その土地の風土を作物の味に反映できるような栽培を目指すこと。


種について
良質な種を播く事にこだわっています。果菜類(トマト、ナス、ピーマン、きゅうり等)は、ほとんどが地道に採り続けてきた自家採種タネ。種子を購入する場合は、固定種や在来種を極力選択し、信頼できる種苗店に売っていただいています。但し、気候の問題等で栽培が難しかったり、固定種タネの入手が難しい作物の場合はF1種を使用する事もあります。


草(雑草)に対して
雑草も重要な畑の一部。虫のすみかになったり、保湿をしてくれたり、養分を固定してくれたり、畑の多様性や循環に重要な働きをしていると考えています。ですから、若尾農場では、雑草をむやみに敵視せず、選択的除草をしています。背が低く、生育が遅く、花を咲かすような草は意識的に残し、背が高く、生長が早い草は、刈って畑に敷いています。夏の草勢旺盛な時期は、草のひとつひとつを選別しながら除草する事は困難なので、小型の刈払機を使用して地上10cm程度から上を一様に刈る様にしています。このような除草方法で、昔からある小型の雑草が多く生える畑にしたいと思っています。


耕すか、耕さないか
基本的には、トラクターや管理機等の機械を使用して耕します。輪作や連作、自然農の知識や技術が十分身に付けば、不耕起栽培にも挑戦したいと思っています。


肥料について
若尾農場で使用している農地の多くは、5年から10年以上の遊休農地を開墾整備した土地です。個人的な観測結果ですが、そのような農地は地力が旺盛な場合がほとんどです。したがって、今のところ若尾農場では、全ての作物を肥料無施肥で栽培しています。(一部の作物には、育苗期のみ自家製の腐葉土を使用しています。)雑草の生やし方や耕し方を工夫して、地力を維持できる田畑をつくっていきたいです。


適期適作、旬
適切な時期に適切な作物をつくることが、無理の無い(環境に良い)農業の基本になると考え、旬に合わせた作付計画をたてることに力を入れています。(それに、旬の野菜はやはり美味しい!)。これらは、たいへん初歩的な事ですが、多品目栽培をする農家にとっては意外と難しい事でもあります。天候や農作業や畑の空き状況等を考慮して、播種時期や播種量を見極めるのには、毎回頭を悩ませます。


若尾農場は何農法?
書物の情報や私が見聞きしてきた事からの見解になりますが、若尾農場は「自然栽培」という分野に近い農法かもしれません。その理由は、「農薬・化学肥料を使用していない」「全ての作物を肥料無施肥で栽培している」「機械や資材を利用して、販売を目的に生産している」事です。
「自然農」「自然農法」「自然栽培」「有機栽培」等、農法を区分するジャンルは様々あると思いますが、どの農法がどういった内容であるかを、私自身が詳細に理解できていないというのが正直なところです。また、特別に目指している農法をはっきりと定めておらず、「自然に即する」という方向の中で、農業をしていきたいと考えています。




(c)若尾農場